ストーリー
◆ストーリー
大陸歴112年9月、豊かな緑にはぐくまれた王国、ミリニア。
王女、アイシャが17歳を迎えた日、
王位継承の儀がとり行われた。
亡き先王に代わってアイシャが育てた摂政ブルネクは、
一人前に成長したアイシャが国を継ぐことを誰よりも
感慨深く見守っていた。
そして国をあげて行われる儀式に、
アイシャもブルネクも国民も歓声をあげた。
そして儀式のメイン、ミリニアの腕輪を
受け継ごうとしたそのとき、事態は急変した。
突如、今までに見たことのなく巨大で残忍な、
炎をまとった蛇が空に現れ、ミリニアを襲った。
歓喜は悲鳴にかわり、魔物の咆哮がこだまする。
炎に砕かれ崩れる城、
決死の覚悟で立ち向かう家臣たち、炎に消えてゆく声。
アイシャは目の前の惨劇に愕然とする。
残ったものは瓦礫と灰。
惨劇が嘘であったかのような青空から、
雪花のようにきらきらと降り積もる灰は
風に吹かれると溶けてしまい、
一層アイシャの心を悲しくさせた。
一つだけ焼け残った王位の証、ミリニアの腕輪を
手にすべく焼けた城に戻るアイシャに
炎からうまれた魔物が襲いかかった。
そこに、ブルネクをはじめとする灰の体をもって蘇った
仲間たちがアイシャの周りに集まり始めた。
アイシャは炎の蛇の謎と灰の体をもとにもどす方法を
探すため、灰の戦士たちとともに
炎の蛇を追う旅にでることを決意する。